概要
あなたは主人公「粉鎖生気」を操作してこの物語をHAPPY ENDに導いてください。
(選択肢はありません)
ストーリー
その日も俺は学校に行った。そして教室に入ったはずだったんだが…
気が付くと見知らぬ部屋にいた。目の前にはあくどそうな教頭が立っている。
やれやれ、面倒なことになりそうだ。。
登場人物
・1−ε組 粉鎖生気(こさなまき) 両親がいなく孤児院で育った
・1−μ組 朗波子流(ろうなみしる) 外見中身共に幼い
・1−β組 菜夏山沙流香(ななつやまさるか)怒りっぽい
・1−ω組 中山悟(なかやまさとる) 行動力はあるがいつも空回り
・1ーλ組 ヤー・トルッツエ とある事情で日本に亡命してきた
・教頭 学校の教頭先生
参考リンク
レクイエム−Wikipedia
作品について
作者:anysone
メアド:osos_001@mail.goo.ne.jp
ジャンル:厨ニ病ノベル
レーベル:微グロテスク
著作権:NYSL
備考:プンゲ初参加
スクリーンショット
ミニSS
「この仕事をやれば…これをやれば全てを許してくれると言うんですね」
「ああそうだ。出切るよな」
「もちろん」そう言い放った言葉は今考えると重く沈んでいたような気がした。
俺にそんなことが出切るのだろうか…心は果てしなくブルーで空に溶けてしまいたい気分だった。
ガーンコーン。。どこからかそんな音が聞こえてくる。どこだろう。辺りを見回すとそれは教会からだった。
行ってみることにした。
「こんにちは」
「ああ、こんにちは。今はミサをやっている途中でね。あなたも知っているだろ、自治会長さんの所のおじいさんが死んだの」
「あの家はキリスト教徒だったのか…。ところで今流してる曲はなんていう曲なんですか?」
「ああ、これはレクイエムだよ」
「レクイエムと言えば…鎮魂歌だっけ」
「いやいや、日本ではそう良く誤解されるんだけどね。本当の意味は葬送曲なんだよ」
「葬送曲?」
「そう、死者の死を悼むんだ」
「そうか、葬送曲。葬送曲ね…」
俺は歩いている途中で少年を見つけた。時計を見る。まだ時間はある。予行演習をやっておくか。
「おーい、そこの少年」
「なんだよ、おっさん」
「いやちょっとね、おじさんの家で子どものパーティをやったんだけどね、お菓子があまっちゃったんだよ。来て食べてくれないかい?」
「お菓子、うわ、欲しーい」
「じゃあ決まりだね。さあ、行こうか」
知らないおじさんに付いて行ったらダメなのに。俺はそう考えながらポケットの銃をカチカチと鳴らした。